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2020 / 11 / 19  12:00

【コラム】法律お役立ちコラム《交通事故_vol8》

後遺障害~醜状障害について

 

1 醜状障害とは

交通事故による傷害によって、顔や身体に傷跡が残ってしまった場合、「醜状障害」として後遺障害の認定を受ける場合があります。

醜状は、事故から直接生じたものはもちろんのこと、手術や処置のために生じた醜状についても認定の対象になります。

 

2 醜状障害の等級認定

醜状障害は、以下の4つに分類されたうえで等級評価されます。

① 外貌の醜状

 「外貌」とは、頭部、顔面部、頸部のように、上肢および下肢以外の日常露出する部分を言います。

② 上肢の露出面の醜状

 「上肢の露出面」の意味について、自賠責障害認定実務の扱いでは、上腕(肩関節以下)から指先までとされ、労災基準では、肘関節以下(手部を含む)とされています。

③ 下肢の露出面の醜状

 「下肢の露出面」の意味について、自賠責障害認定実務の扱いでは、太腿(股関節以下)から足の背まで、労災基準では膝関節以下(足背部を含む)とされています。

④ その他の部位の醜状

 

3 醜状障害の立証資料

醜状障害の立証資料としては、医師の診断書や、醜状痕を撮影した写真などがあります。

 

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