お知らせ
2020 / 09 / 25 12:00
【コラム】法律お役立ちコラム《交通事故_vol4》
交通事故による後遺障害と慰謝料
1 まずは等級認定が行われる
交通事故によって負傷し、後遺障害が残ってしまった場合、これによる慰謝料を加害者に請求することができます。
そこで問題となるのが慰謝料の金額ですが、その前提として、まずは後遺障害の等級認定が行われます。
等級認定は、損害保険料率算定機構(JA(農協共済)の場合はJA共済連)というところで行われ、後遺障害の内容や程度に応じて第1級から第14級、あるいは無等級に認定されます。
2 後遺障害慰謝料の相場
後遺障害慰謝料には一応の基準があり、自賠責保険が保険金を計算する際に使う「自賠責基準」、任意保険会社が被害者と示談交渉するにあたって独自に定めている「任意保険基準」、過去の裁判例に基づく「裁判所基準」などと呼ばれている基準があります。
そして、通常は、自賠責基準や任意保険基準よりも、裁判所基準のほうが高額となります。
以下に、自賠責基準と裁判所基準を載せます。