お知らせ
カネボウ美白化粧品白斑被害事件(東京訴訟)終了の報告
カネボウ美白化粧品白斑被害事件(東京訴訟)終了の報告
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平成30年12月17日、当事務所の弁護士伊藤真樹子が弁護団として活動してきたカネボウ美白化粧品白斑被害事件(東京訴訟)が終了しましたので、ご報告致します。
この事件は、カネボウが製造販売した美白化粧品で白斑様の症状が発生するという被害を被った原告らを救済するために提訴した訴訟です。
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当弁護団は、平成25年10月に結成され、カネボウを被告として、東京地方裁判所に対し、平成27年4月に第1次訴訟(原告27名)、同年7月に第2次訴訟(原告13名)を提起して訴訟活動を行ってまいりましたが、本日(2018年12月17日)、訴訟手続を調停手続に移行させた上、原告39名全員(途中1名訴えを取り下げた)とカネボウの間で調停が成立し、東京訴訟が終了し解決したことを報告いたします。
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成立した調停の具体的な内容は非開示特約が付されているために公表できませんが,その骨子は,次のとおりです。
①原告ら全員とカネボウの間で調停が成立したこと
②カネボウは、「本件化粧品を使用された申立人に白斑様症状が生じたことについて深く反省し、肌に直接触れる製品をお届けするメーカーとしての責任を重く受け止め、心よりお詫びするとともに、再発防止に努める。」ということを表明しました。
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調停の具体的内容や交渉経緯を公表できないことは残念ですが、上記の通りカネボウから明確な謝罪条項を得たことは大きな意味があるものと考えています。
今後、カネボウのみならず、他の全ての化粧品メーカーが、「肌に直接触れる製品をお届けするメーカーとしての責任」に真摯に向き合い、単なる経済的利益のみを追求した安直な新商品の開発に走ることなく、消費者にとって真に安全な商品を提供していくことを切に願います。
記者会見の様子はこちらをご覧ください
《NHK NEWS WEB》 (https://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20181217/1000022731.html)
《TBS NEWS》 (https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3551836.html)